上司と上手につきあう方法【完結】
シーツをひっぱりあげて、体に巻きつける。とりあえず少し肌を隠せたことで、真っ裸でいるよりはかなり気分が楽になった。
ゆっくりと呼吸を整えながら、ハダカで横たわったままの部長を見下ろすと、部長も同じように複雑そうな表情で私を見上げ、眉を寄せた。
「平尾」
「はい」
「――お前の言っている意味が、俺はまったくわからない」
私だって、部長の考えてることはまったくわからないよ……
後悔してるわけじゃないけど。悲しいという気持ちはあとから波のように押し寄せてきた。
ちょっぴり切なくなりながら、問いかける。
「部長、彼女とはどうしたんですか。ちゃんとヨリ戻さないままじゃないんですか」
「――平尾……」
部長は驚いたように目を見開く。
もしかして私がこういうこと言うの想定外だったのかな。
そんなはずないと思うけど……。