上司と上手につきあう方法【完結】
シーツの端っこを引っ張って引き寄せた後、ゆっくりと体を起こす部長。
そして乱れた黒髪の奥から、私を見つめる。
なによ、勘違いって……。
「いいえ、してません」
首を振り、それからベッドの下の下着や洋服をかき集め、ごそごそと下着を身に着ける。
「えっと……とにかく今日のことは気にしないでください。人間、そういうことも、あると思います」
「――平尾」
「ほんと、気にしないで」
「平尾」
それでも部長は私をさえぎって、何かを言いたそうに口を挟むものだから、発作的に叫んでいた。
「部長はちょっと黙っててくださいっ!」
私は私なりに、一応部長のこと応援してるんだからー!