上司と上手につきあう方法【完結】

そうよ。

私だってさ、フラれてはいるけどさ、プライドだってあるし!
せめてさよならの時くらい、いい女だったなって、思われたいじゃん!


朝陽のときはそれができなかったしさ。

ずるずる引きずって、別れたくないって暴れてさ!


だからカッコよく去らせろって、言いたいのに……。



「――」



私をじっと、穴が開きそうなくらい見つめている部長に気付いて、なぜかぼたぼたと涙があふれた。



なんで、なんで……そうさせてくれないのよ……!



「――ひっ……うっ……ううっ……」



あーも、ばかーーー!!!!

涙止まってーーーー!!!!



かみしめた奥歯がきしむ。


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