上司と上手につきあう方法【完結】
ちょっぴり切ない気持ちになりながら、私はピシッと背筋を伸ばし、紗江子を真面目な顔で見つめた。
「今度こそ、頑張る。一回くらい、本社会議に出てみたいしね!」
「お、偉い! 私もがんばるぞー!」
紗江子もやる気が出たのか、ニコッと笑ってキーボードの上に指を乗せる。
部長のオッケーが出たら、本社会議に出させてもらえる。
と言っても、毎月何十も企画が上がってくる本社会議の場に立てるだけで、商品化なんてうんと遠いんだけど。夢のまた夢なんだけど……。
私の年で商品化までこぎつけた人なんて、それこそほとんどいないのが現実なんだけど。
だけど少しでもいい。一歩でも、前進したい。
自分に自信を持ちたい。
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