上司と上手につきあう方法【完結】

公園の中心部分へと続く石畳の道の左右には木々が植えられていて、空から、大きく道に覆いかぶさるように繁っている。


芝生の広場まで出ると、樹の影になる場所にベンチがポツポツと並び、私たちは並んでそこに腰を下ろす。

ほとんど人気もなく、ゆったりと静かな時間が過ごせるような、そんな公園だった。



「――いいお天気ですねえ……」



思わずつぶやいてしまうくらい、梅雨が真っただ中な割には、空気もからりと乾いて、そよぐ風が気持ちいい。


隣の部長は気持ちよさそうに首をまわすと(なんと私の手はいまだ繋がれたままだ)

「そうだな」

と、うなずき、私の肩に、コトンと頭を乗せた。


うきゃーーーー!!!!

ぶ、部長!!!!

どうしたんですか、急に!?



思わず息を飲み、体が強張る。


< 288 / 361 >

この作品をシェア

pagetop