上司と上手につきあう方法【完結】

ササグさんはテレビに釘付けになっている私の体を抱き起すと、肩を抱いて嬉しそうにテレビを見つめる。



『ところでそのうさぎ……存在主張してるね』

『でしょーかわいいでしょー? これね、もちもちバニーちゃん。さびしがり屋さんだから、たくさん構ってあげないといけないの』

『そんな顔で?』

『こんな顔で』



テレビの中の二人が、バニーちゃんを見ながら笑っている。

そう、もちもちバニーちゃんは、かわいいボディに不似合な、割とクールな顔立ちをしているくせに、実は一度心を許すと甘えん坊になる、いわゆるツンデレ系キャラなのだ。


そしてそれは、私のササグさんのイメージだったりして……。

さすがに言えないけど。知られたら、きっとお仕置きされちゃう。



オーブンが、焼けたという合図を鳴らす。



「とりあえず、ラザニア、食べよう!」



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