天使みたいな死神に、恋をした
もしや、わざと落とされたりしたら……
死神だしそのくらい悪いことをしてもおかしくないと黒い考えに頭を支配されそうになる。
どんだけマイナス思考なの私は。
「ははは、落としたりなんかはしないので安心して下さいね。念のために言っときます。念のためにね。そんなことしたらそれこそ問題になりますので」
「それ聞いて安心した」
いいタイミングで答えが降ってくるこの不思議はいつか問い詰めてやると決め、アンジュラの顔を覗こうとしたが、フードをすっぽりと被り顔はおろかさっきまで見えていた口元すらも隠れていた。
だんだん目の前が真っ黒い闇に持っていかれるようになる。闇に包まれてそのまま永遠に暗闇に葬りさられるような、そんな気分にさせられた。
怖いんだけど、でも嫌な気持ちはしない。