天使みたいな死神に、恋をした
ギギ……という不気味な音が突如として聞こえ、近くの地面がぐつぐつと音を立てて割れ始めた。
「はい、仕事が入りました。ここに音がないのはこういうことなんですよ。この音がないと仕事が入ったのがわかりませんからね」
アンジュラはその割れ始めた場所に移動すると、その中からくるべきモノを待っていた。
フードの中の顔の表情は見て取れないけど、たぶんそう、嬉しそうに笑っているんだろう。
私はアンジュラの後ろに回りそこから何が出てくるのかを、怖いモノ見たさってのもあり、一緒にじっと待っていた。
ゴムが焼けるような強烈な臭いを伴って、割れた地面から真っ黒い手が一本伸びてきた。まとわりついているのは粘着質のある黒い液体。何かを掴もうとするように最大限に手を開いて何かを掴もうとしたいた。
息を飲むことしかでいない。
アンジュラは背中に掛けてあった鎌をサラリと抜き取ると銀色に輝かせて構えた。鎌が息をしたように波打つのが見えて、心臓がドキッとした。いまのところ動いていない心臓に手を当てて、鼓動していないのを感じて、落ちた。
切れ味抜群の鎌で、その伸ばされた腕に合わせるように白い弧を描きながら鎌を降り下ろし、
捉まらせた。そして_________