天使みたいな死神に、恋をした
ルーインが連絡してくるまで待っていればいいものを。そうすると私の仕事も楽にこなせるってものなのに。
聞こえた死神の独り言はスルーして、
「翠さんも一緒に行きます?」嫌々そうな声色で聞いてきた。
「当たり前」
「……でしょうね」
「っとに、ちんたらちんたらしてるなんて、死神の風上にもおけない奴!」
ちょい意味不明な事を口走ったか。しかしアンジュラはきょっとーんとした顔でこっちを見ていて言葉につまっている。
何かを言いたそうに口を開いたけど、何も言わずにそそくさと用意をされても、私としては少しばかり恥ずかしくもなる。
きっとこの二人を放っておいたら何日あっても答えには辿り着けないだろう。そんなことをしているうちに私は永遠にさまよう魂に成り下がるに決まっている。