天使みたいな死神に、恋をした
うにゃっとほっぺを左右に引っ張られ、それはきっとできたてほやほやの柔らかい大福のように、伸び伸びになっていたでしょうよ。
「ハンジュラ」このやろう.
口も左右に伸びていて、それはそれは口裂け女もびっくりでしょうよ。ってくらい伸び伸びさ。
目の前では私の顔をいいように弄んでいるアンジュラがゲラゲラ笑いながら手を放そうとしない。
おもちゃか? 私はあんたのおもちゃか? この性格ブス死神! ぜんぜんルーインと変わらない!(かもしれない)むしろこの状況でこの仕打ちはルーイン以下だ。
「なにやってんの!」
私が怒る一歩手前でようやく解放された頬を自らの手で優しく包み込んだ。
「信じらんない!」
「……くらいによく伸びるほっぺたでしたねぇ」