天使みたいな死神に、恋をした
ここにこういう状態でいるのは俺たちの失敗だからこうしていられるわけで、普段はこんなに個別に接したりしないそうだ。
そりゃそうだよね、一日に何十何百何千といった人がここに来るわけだから、いちいち構ってなんていられないし、一人一人覚えてなんていられないわけだ。
そして、もしここに残るっていうなら、その責任は(本当は、はっきり言って心の底からほんとーは取りたくないけど)どうしてもって言うなら取る。(しぶしぶだけどな)
ということで、上には伝えないでこっちで処理をしようって話になったんだって。
っとに、適当だ。
そして、そこまで言われた私の身にもなれっての。
そこまで弾かれたら可哀想でしょうよ、私が!
こんなんで人の生死が簡単に決まるなんて、なんて理不尽。
「勘違いすんな。これは特例、異例、例外だ」
こんなこと二度とあっては困る話で、ぶっちゃけこの二人もどうしたらいいものか迷っていらっしゃる。
そして練りに練ったお粗末な結果がこれだった。
アンジュラと生活を共にするか、はたまたさっさと体に戻るか。
私がさっさと戻れば事は簡単に済んだんだけど、
ねぇ、せっかくなんだからいろいろ見たいじゃんね。
という、うっとうしい私のお願いを聞いていたからずるずるとここまで来てしまった。
と、ぼやいていた。
しかもそれなりに一緒にいたら情だって湧いてしまう。それにどんな人であれ(人じゃなくても)嫌いと思わない人以外、好きになってしまう確率は高いだろう。
もちろんそれは私とアンジュラにも言えることだ。