SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
「あたしが勝手に奏多の携帯で番号を調べて…呼んだの」


「希羅梨…お前!!?」



「…ゴメンなさい…蘭莉さん…あたしもつい…あの時はカァーとなってしまって」



希羅梨さんが私に頭を下げて来た。




「…大したコトねぇし…気にするな。蘭莉…」



「でも…」



「蘭莉お前も水臭いぞ…俺には一言も相談しないで」


「秦…多…」




「あいつら…ヤクザだろ?」


「…心配しないで…土地は手離すコトにしたから」


「…おいっ!?土地…手離して…お前はどこに行くんだ?」



「今は…克己のマンションに同居させてもらってるの」


「克己?あ…あの…イケメン上司か…」



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