SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
電車に乗って向かった先は水族館。


電車の車窓を覗く達生君の顔は超嬉しそう…


妹の奈有ちゃんの為にお兄ちゃんの顔をしている彼も4歳の子供だった…



魚を観てイルカショー…お土産を買って…時間が経つのはあっという間。



「まさか…二人とも寝ちゃうなんて…」


俺は達生君をおんぶ。


蘭莉は奈有ちゃんを抱っこ。



「二人ともはしゃいでいたもん。疲れたのね…」



「お前だって疲れてるだろ?」



「少しね…」



「俺もだ…育児って仕事よりも体力がいるな」



駅を降りて、家路を歩く俺たちの足取りも重かったーーー・・・


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