守ってくれますか?
「じゃあ、王子様は寂しがりやさんなんですね♪」
うわ~意外っ!
やばい、寂しがりやとかカワイイんだけど・・・

王子様を窺い見ると・・・・
・・・・・?

なんか、頭抱えてガックリしてる。

「・・・良かったのか?これは・・・・・
バレなくて良かったと喜ぶべきなのか?
・・・いや、しかし・・・」

大丈夫だろうか・・・
何かを真剣に考えてるみたいだけど・・・

うーん・・・

ま、いっか☆
どーせ私には関係ないことだろうしね!
うん!

ほっとこう!!

それより、王子様が大好きなのであろうじいやさんに、しっかり言っておかねば。

「じいやさん!!」

「なんじゃ?」

「私、しっかり王子様警護します!寝ないで警護します!!
任せてください!!!」

私はキッパリと言い切った。

「いや、睡眠はとれ。」
王子様が言った。

「とらなくても平気です!!!」

「ぶっ倒れるぞ。」
「ぶっ倒れません!!」

私が元気良く答えると、王子様は眉間にしわを寄せた。

「絶対、ぶっ倒れる。」

「ぶっ倒れませんよ。
・・・だって私、今ぶっ倒れてないですから。」

私が自信満々に言うと、王子様は怪訝な顔をした。

「どういうことだ?」
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