守ってくれますか?
「はい!わかりました。ナオ様!!」
ヒカリが明るく言った。

「・・・・ん。いいだろう。」

なんか、すげえ嬉しい・・・・

「ナオ様、他には?」

「んー・・・・・」

俺は考えているとき、疑問が浮かび上がった。

「・・・なあ、ヒカリ。」
「なんでしょう?」

「もし、もし俺がお前に、『兄弟を守ることをやめろ。』と命令したら、お前はどうする?」

俺は、気になったんだ。
自分の主人にこう言われたら、ヒカリはどうするのかと。

「決まってるじゃないですか。そんなの。
私は、守り続けます。絶対に。
たとえ、ナオ様に『やめろ』と、命令されたとしても。」

俺は、ヒカリの瞳を見て、息を呑んだ。

ヒカリの黄金の瞳は、固い固い決意のため、鋭く光っていた。



どくんっ・・・


・・・そうだ、俺は・・・・

この、黄金の瞳に惹かれたんだ。














強い意志の光を讃えた、黄金の瞳に・・・・・

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