僕と彼女の秘密の物語。
「あっ、だ、大丈夫ですか??!
早く消毒!手当しないと!」
僕は慌てて周りを見渡した。
その時、初めてここが遊園地の園内ど真ん中であったと気付く。
そんなとこで抱き合ってキスをして……
周りの好奇の視線が突き刺さり、僕と彼女はふたりして真っ赤になった。
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「よし、これで良いですかね」
膝の傷を消毒して、絆創膏を張って僕はホッと一息ついた。
「良くないわよ!
何でこんなとこ来なきゃならないの!」
「しょうがないでしょ。
あのままあの場所にいるワケにもいかないし、西野さんの怪我も早く手当しなきゃいけなかったし」
「だからって…
だからって何でラブホテルなのよ!」
僕らはあれから逃げるように遊園地を後にすると、そこからほどなく歩いた路地にあるラブホテルに入った。
幸いホテルの受付で、救急箱を借りることも出来た。