【完】初めての恋は――。
お母さんとともに、玄関へと向かった。


ここで一旦親とは別行動になる。


玄関の扉に、クラスわけが張られていた。


私は何組かな?


というか、誰と一緒かな?


仲がいい子がいてくれたらいいな。




「あっ、亜美。おはよー」


不安になりながら、自分の名前を探していると、後ろから急に声をかけられた。


振り向くと、そこにいたのは――


「真美、おはよう。もうクラス分け見た?」


すでに着いていたらしい、真美がいた。


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