十二の暦の物語【短編集】
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「はぁい有り難うー」
10分後。おせち料理が完成した
「じゃあ、お寺行こうか」
『うんっ』
笑顔で頷いて、台所を出て階段を上がる
【♪睦月's room♪】と書かれたプレートの掲げられたドアを開ける
クローゼットから黒と緑のチェックワンピースと茶色のロングニットを出してベッドに放り投げる
トレーナーと薄手のTシャツを脱いで、ワンピースのボタンを閉める
ベッドの横に立って部屋を見回すと、自然に机の上に置かれた携帯が目に付く
『…』
ボタンを全て留めて、丸っぽいシルエットの真っ白の携帯を手に取る
今年は…和哉(カズヤ)に会えるかなぁ
「はぁい有り難うー」
10分後。おせち料理が完成した
「じゃあ、お寺行こうか」
『うんっ』
笑顔で頷いて、台所を出て階段を上がる
【♪睦月's room♪】と書かれたプレートの掲げられたドアを開ける
クローゼットから黒と緑のチェックワンピースと茶色のロングニットを出してベッドに放り投げる
トレーナーと薄手のTシャツを脱いで、ワンピースのボタンを閉める
ベッドの横に立って部屋を見回すと、自然に机の上に置かれた携帯が目に付く
『…』
ボタンを全て留めて、丸っぽいシルエットの真っ白の携帯を手に取る
今年は…和哉(カズヤ)に会えるかなぁ