政略結婚~天使に導かれて~
病院へ着くころには、愛は、5分間隔になっており、すぐに
分娩室で、診察が行われた。

愛の子宮口は、既に10cm開いており、そのままお産が始まった。

「ご主人、こちらで支度をして、分娩室へどうぞ」

看護師にそう言われ、颯太はドキドキしながら分娩室へ入った。

「う・・・・・・んっ・・・・・・」

「島津さん、これから分娩に入りますよ・・・・」

助産師の言葉を聞きながら、愛は陣痛と闘っていた。

そこへ颯太が入ってきて

「愛、頑張ろうな!?」

「うん、颯太、頑張るよ」

それから愛は、陣痛と闘いながら、颯太は愛の手を握りながら
二人は、赤ちゃんが生まれるのを待った・・・。

そして

「おぎゃー・・・おぎゃー・・・おぎゃー・・・・」

「おめでとうございます。元気な男の子ですよ!」

「愛、よく頑張ったな!」

「颯太、ありがとう」

「まな・・・・・・・・

颯太は、まるで力尽きたように、倒れ込んでしまった。

「そうた!!」

颯太は、すぐに病室に運ばれて、横にされた。

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