政略結婚~天使に導かれて~
愛のお産は、陣痛が来てから、あっという間に出産出来たため
安産だった。

母達が、愛の病室に向かう途中、愛は、出産後の処置を終え、
病室に入るところだった。

看護師が、愛をベットに移すと、愛は点滴をしながらも、元気な様子で

「愛、おめでとう!」

「愛ちゃん、おめでとう!良かったわね、無事に生まれて」

「はい、ありがとうございます。ところで颯太は?大丈夫ですか?」

愛は、自分の事より、颯太の事が気になっていたのだ。

「安心して。颯太は大丈夫よ。疲れと貧血が出ているから、
 今は、点滴と輸血をしているわ。」

「良かった・・・・」

「しかし愛、赤ちゃん、颯太さんにそっくりな男の子ね!」

「うん、颯太そっくり!滅茶苦茶嬉しい!!」

生まれた赤ちゃんは、颯太にそっくりな男の子だった。

母達は、お互いの家に電話し、無事に生まれて事を告げた。

そして病院の計らいで、愛が入院している間、颯太も入院することに
なった。

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