政略結婚~天使に導かれて~
愛は、島津の家族との話し合いを両親に話、すぐに西園寺の方でも、
引っ越しの手伝いを申し出てくれて、

3月の初めに、愛と光太は、思い出が詰まった鎌倉を後にした。

「優子さん、お世話になりました。」

「いいえ、愛さん、光太君と一緒に、幸せになってくださいね!」

優子とは、本当に家族のように接してきたため、別れるのは辛かったが
お互い幸せになろうと、約束をし、愛は優子と別れた。

*********************

引っ越しは、殆ど業者に任せ、マンションでは、楓と孝太郎がスタンバイし
二人が率先して家具などの配置の指示をした。

愛は、悠太が鎌倉まで迎えに来てくれたので、悠太の車で、島津の家に
向かい、光太を預けて、悠太とマンションへ向かった。

「二人とも、ありがとう!」

「おぉー、お疲れ」 「愛、お疲れ様!」

「孝太郎さん、楓さん、お疲れ様です」

4人で、挨拶を交わすと、早速、残りの作業に取り掛り、

夕方には、ほぼ引っ越しを終え、愛は、4人でご飯を食べてから、
悠太の車で、光太を迎えに行った。

「お義母さん、お義父さん、ありがとうございました。
 お陰で、全部終わることが出来ました。」

「そうか、良かった。」「良かったわ!」

愛は、豊と君子にお礼を言い、島津の家を後にし、悠太と再び
マンションへ戻った。

「悠太さん、ありがとうございました。」

悠太にお礼を言い、お互いの玄関の前で、悠太と別れた。
< 162 / 225 >

この作品をシェア

pagetop