恋人たちのパンドラ【完】
***
「壮介―!ねぇ壮介ってばっ」
ホテルの一室でバスローブ姿の壮介の膝の上に同じようにバスローブを羽織った女が座って壮介の肩を揺らしていた。
はだけた胸元からは、ふくよかな膨らみが見えているが隠そうともしていない。
「美咲、悪いけど今日は帰れ」
冷たくそう言い放つ壮介になおも美咲は食い下がる。
秋月 美咲(あきづき みさき)は三国百貨店本社の受付だ。
26歳までは百貨店の店のほうで受付を行っていたが、キャリアを買われて総務部付の本社の受付へ異動になってから壮介との関係があった。
「壮介―!ねぇ壮介ってばっ」
ホテルの一室でバスローブ姿の壮介の膝の上に同じようにバスローブを羽織った女が座って壮介の肩を揺らしていた。
はだけた胸元からは、ふくよかな膨らみが見えているが隠そうともしていない。
「美咲、悪いけど今日は帰れ」
冷たくそう言い放つ壮介になおも美咲は食い下がる。
秋月 美咲(あきづき みさき)は三国百貨店本社の受付だ。
26歳までは百貨店の店のほうで受付を行っていたが、キャリアを買われて総務部付の本社の受付へ異動になってから壮介との関係があった。