月と太陽
美月は兄と一緒にテーブルにつき、トーストにチョコレートクリームを塗った。甘党の彼女は、朝の糖分摂取が欠かせない。
「それ、塗りすぎだろ」
美月のトーストを見て、兄が言った。
「これくらい塗らなきゃおいしくないじゃん」
兄との会話は何気なくて、でもほっとする。美月にとって、兄は、家族の中で一番心を許せる相手だった。
「じゃ、いってくるよ。ちゃんと学校行けよ。あと、戸締りはちゃんとしろよ。あと、パーティーの件、ちゃんと考えといてくれよ」
「わかった。お兄ちゃんも気をつけてね」
食事を済ませ、身支度を整えた兄は、出掛け際に、もう一度パーティーのことを言うと、仕事に出かけた。本当は行きたくない。でも、あまり長いこと、兄を煩わせるのも忍びなかった。美月は、兄の背中を見送りながら、明日の夜、兄に、「パーティーに行く」と返事をしよう、と思った。
「それ、塗りすぎだろ」
美月のトーストを見て、兄が言った。
「これくらい塗らなきゃおいしくないじゃん」
兄との会話は何気なくて、でもほっとする。美月にとって、兄は、家族の中で一番心を許せる相手だった。
「じゃ、いってくるよ。ちゃんと学校行けよ。あと、戸締りはちゃんとしろよ。あと、パーティーの件、ちゃんと考えといてくれよ」
「わかった。お兄ちゃんも気をつけてね」
食事を済ませ、身支度を整えた兄は、出掛け際に、もう一度パーティーのことを言うと、仕事に出かけた。本当は行きたくない。でも、あまり長いこと、兄を煩わせるのも忍びなかった。美月は、兄の背中を見送りながら、明日の夜、兄に、「パーティーに行く」と返事をしよう、と思った。