君に愛して、僕を恋する。





「まぁな。」


「はい、預かりもの。」





そう手渡されたのは、綺麗にラッピングされたゼリー。






「金柑ゼリーだって。風邪に効くから渡してください、って4組の向井さんが。」


「悪いな、お前にまで迷惑かけて。」





佳代も雅と同じく、幼稚園からの幼なじみで、いつも3人で一緒にいる。



俺たちが幼なじみだってことは、皆が知ってるから、雅と佳代にはよく迷惑をかけてしまう。






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