君に愛して、僕を恋する。





「デコポン剥いたけど、食べる?」


「食べる食べる!」





元気に返事をする雅と、ちょっと驚いた顔の真中さん。



そりゃそうだ。
ホットミルクにデコポン。

綾美さんの好物を2つも出されたらびっくりもする。





「はい、どーぞ。」





雅はまたお笑い番組を見ながら、口に次々とデコポンを放り込んでく。




デコポンを出したときから感じる、彼女の視線。





< 51 / 59 >

この作品をシェア

pagetop