可愛い生徒(カノジョ)の育て方
 腹をよじって大笑いしやがった。

「それ、ウケる~!!」

 ウケるな! 爆笑するな! 自分の彼氏が男子生徒から攻められてもいいのか!?

「笑ってられるのも、今のうちだぞ!」

 絶対に、攻めるのは俺だ! もちろん、その対象は……。


 うちの近くのスーパーで、それぞれ別々に行動する。

 何しろ、我が家の冷蔵庫は、いつものことだがほとんど空っぽだ。

 二人分の食料調達を頼んで、俺はその間に併設されているスタンドで給油した。

 
 家に帰ると、安西が残り物のカレーで、カレードリアを作ってくれた。

「安西、ちょっと見直した!」

 美味い!!

「えへへ。お母さん直伝のカレー再利用術なんだよ」

 得意げに笑う様子がまた可愛らしい。なかなか外でデートはできないが、こうやって家で過ごすのも悪くない。


「ごちそうさまでした」

 完食して、胃袋は大満足。

 さらに食後のデザート。安西が好きだという、ハーゲンダッツの抹茶。

 抹茶か。京都に行けば、街中抹茶のデザートだらけだぞ。

 京都、きっとお気に入りの街になるだろう。

 もうすぐ、行ってしまう。
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