可愛い生徒(カノジョ)の育て方
「それに、俺の見た目に惚れた訳でもないって事もわかった」

「うん。もちろん、カッコいいとは思ってるけど、それは別に大事じゃないの」

「そうだろ? 俺だってそうだからな。
 菫の見た目なんて、俺が『ロリコン』に見えない程度なら何でもいい」

 ……メイドさんにはちょっぴり惹かれるものがある、というのは内緒だ。
 
「それよりも、大学でしっかり勉強して、知性と教養のにじみ出る、いい女に成長して欲しい。
 化粧や服装でごまかされない、本当の大人の女になってくれることを、期待して待ってるから」

「……待ってて、くれる? 私、頑張ってちゃんと勉強するから! 先生みたいに努力するから!
 先生と一緒にいても、恥ずかしくない大人になれるまで……」

「待ってるよ。菫が大人になるのを、楽しみにしてる。
 まだ、焦ることはないさ。俺に無理して合わせる必要もない。
 菫が大人へ成長する様子を見るのも、楽しみだから」
< 260 / 282 >

この作品をシェア

pagetop