可愛い生徒(カノジョ)の育て方
『ホント!? 嬉しいなぁ。
 私もお風呂に入る前から、先生の事、考えてたよ。
 それより先生、質問!』

 だから、せっかくいい雰囲気で話をしている時に、その『授業中モード』の質問を繰り出すのはやめろ!

 社会科準備室で、制服を着た菫が勉強している姿が浮かぶ。

「……何だ?」

『先生の助手席に初めて座った時にかけてくれた洋楽、何て言うの?』

「ああ……あれか。何で知りたいんだ?」
 
『着うたにするの。先生からもらった携帯、まだ何もいじってなくて、今の着信音もピロピロのまんまだもん。
 着うたサイトの接続は私の携帯でやって、メールに添付して使うから』

「どうしても教えて欲しい?」

『うん! 私でも聴いたことがあるし、ノリが良くて可愛い曲だったよね!?』

「お前にぴったりだと思って選んだんだ。ついでに、俺の理性を頑張らせる歌、でもある」

 詞の内容が、まさにそんな感じだからな。
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