ぱんつのおかず

せやからめっちゃ厳しい条件。


ほんでもそれぐらいの覚悟で臨もうて、自分で思たから。


いい加減決着つけたい。ハッキリさせたい。


ほんでアイツのこと、問答無用でおれの彼女や〜言うたりたい。


無条件でさわれる権利がほしい。なんで目の前にして指くわえとかなあかんねん。もうアカン。めっちゃ好きやねん。


容量オーバー。幼なじみポジションでとどまっとるんは、いい加減無理や。



「はぁ…」



暴れ出す心臓がつれてくるんは、夏休み始まったばっかの、花火大会の日の記憶。


マヌケなことにな、おれ、花火上がる前にはぐれてしもて。


しかもその間に、強敵ゲス男のタマキなんぞにせまられとって、こふじ。


もう絶体絶命や、思たときに、こふじが言うとったセリフがな。


おれん中で、ちょっとだけ。


ほんまちょっとだけ、自信なってんねんか。


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