ぱんつのおかず


『ウチが玉木くんとおったら、セッチがスネるから』



こふじん中で、あのタマキより、おれのが優先順位上ってこと。


嫌がられとるくらいちゃうかって思てたころやったから、なんか。


あん時ほんま、ちょっと泣きそうなったしな。はは、かっこ悪。



最強のライバルいう障害なくなったら、あとはゴールに向かって猛ダッシュするしかないやんか。


押して押してまだ押して押し倒して、それこそチューかます勢いで。


幼なじみからホップステップジャンプで185越え。ほんで、チューして告白する。


うん、いけるんちゃう。185どころか200くらい余裕で跳べる気ぃしてった。


外国人バスケット選手の身長くらい、かるーに跳び越えたんで…!!



「おい古町、聞いとんか。せやから短距離の方も…」

「アメリカ人でもブラジル人でもどんと来い、や!!」

「…お前ホンマ人の話聞かへんなぁ」



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