ぱんつのおかず

今日も寝れへんのちゃうん、ウチ。


明日。夏休みの宿題する〜言うて部屋に来られるまでには、普通に戻っとかなって。


冗談で返せるように、準備しとかなって、思って。



…せやのに。



「……よっ」



家の少し手前にある、ちっちゃい公園のな。塀にもたれて。


浮かんでくるの、必死で消そうとしとった本人。


セッチがおったから、ウチの頭はほんまもう、真っ白になった。



…なん、で。


なんで、こっちの気持ちが全く整理できてへんときに限って、いっつもあっちは待ってくれへんの。


整理整頓させてくれんと、ウチの頭ん中、ごっじゃごじゃなってまうやんか。



「〜よ、よっ!じゃ、サヨナラっ!!」
「おい」



速攻で逃げようとしたら、パシッて、手ぇつかまれる。


吐きそうで、泣きそうや。


もうどないしたらええんか、ほんまわからん。助けて。


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