ぱんつのおかず
「なー、まだ入れてもらわれへんの?峰子ちゃんち」
「…べつに、アイツんちには入れるわ」
「ハイハイ峰子ちゃんの部屋に!な!!ヘリクツ言わんとってよなー」
そう言うと、小雪はおれの部屋にズカズカ入ってきて、ベッドに座った。
おれのこと(小指)ははじき返したくせに、小雪の尻はすっぽり包むんやから。憎らしいベッドや。
「ねえ、おにーちゃん」
エラそうに脚組んで、その上にほおづえつく小雪。
ほんまお前、どこでそんなん覚えてきてん。
「…なんや」
「峰子ちゃんとうまくいくポイント、おしえたろか」
態度的にも、実際の図的にも、上から目線で言われて。「ハッ」て短く笑う。
なんでおれが、小学生にそんなん教えられなあかんねん。
手ぇ振って、出て行けのジェスチャーしたけど、小雪のやつは勝手に話を続けた。