あの花が咲く前に③
「ちょっ・・・/////////。」
何故だかわからないが
もう会えない気がしてた。
追いかけても追いかけても
詠は俺に 近寄っては来ない。
そんな気がしてて・・・。
「人前でしょっ//。」
俺は 詠を抱きしめていた。
無意識に。
「いーだろ。別に。
見たい奴には見せとけば。」
「さっきまで 喧嘩してたくせに。」
「見損なったとか言って・・・
ごめん。
俺も 動揺してたんだ。
色々 いっぺんに
降りかかってくるもんだから。」
「・・・私こそ。
別に・・・見損なってはないわ。
空斗のこと・・・。
でも・・・吹雪さんに嫉妬は
・・・してた。
いつだって 私が話をしようと
心に決めたとき
何故か空斗は吹雪さんの方に
行ってしまっていたから・・・。」
「何の話・・・だったんだ?」
「・・・。」