クレイジーサドくん。



『はーい!』

次はけんちゃんだと確信があったため高鳴る声に弾んだ表情で扉をあけた。

「ごめんな?いきなり来て」

確信は明確になり重い扉の先にはけんちゃんがいた。


『そんな事ないよ!この後お稽古だし…1人より2人のが楽しいし!』


心からそう思った事を口にしたらけんちゃんは少し顔を赤くしてありがとうって呟いた。



「じゃあ稽古行く?」
なんの為にけんちゃんは来たのかなんて生まれた時からずっと一緒だから分かってしまう。


けんちゃんはただ来たかっただけだと思う。


茶道スクールをやられてる両親は帰りは夜遅く夕食は大抵1人。


けんちゃんはきっと1人で夕食を食べたくなかったのだろう。


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