クレイジーサドくん。
「あーーーーさーーーーかさーーーーん!」
そこに居ただろう人間をみんな振り向かせるほど大きな声をだしながら叫ぶのは…。
『先輩…』
目を輝かせながらこっちに向かって走ってくる先輩にいてもたっても居られずに私は、逃げてしまった。
『はぁ、はぁ』
あまり走る事を知らない私はすぐにギブアップをしてしまう。
「愛栄さん、なんで逃げるのー」
先輩は息一つ上がってない様子。
『きゃああ!つ、ついてこないで下さい!』
もう寸前に来ていた先輩に悲鳴をあげながらまた逃げ回る。
走り回り続けてたどり着いたのは屋上だった。
書道サークル用の衣服などがほしてあるためそこに隠れる。
「愛栄さーーーん」
足音が少しずつ近くなる。
お願い…見つけないで。