クレイジーサドくん。
『ありがとう、ございます』
なぜかお礼を言い先輩に案内されるがまま彼の部屋に向かった。
彼の部屋はきちんと整理してあり和風な外見の家には似合わず洋風な感じの家具が揃っていた。
『この部屋でお花生けずらくないんですか?』
私はお稽古部屋で生けることばかりで畳のほうがシックリくる。
「ここでは生け花を生けた事は生まれて20年一度もないな」
用意されていた紅茶を涼しい顔をして飲む彼。
『え?そうなんですか?じゃあ今日はどこでするんですか?』
ここに来たのは彼が生けてる所を見せてくれる、そう言ったから着いてきたのだ。
「え?」
『え?』
何故先輩が不思議がるんだ。
「ほんとにそれで着いてきたんだ、パウリちゃんって扱いやすいー、他のご主人様になついた犬にお仕置きをするために連れてきたんだよ」