クレイジーサドくん。
『待って…待って先輩!』
彼の胸を押し返してふわふわのベットの上を逃げ回る。
「パウリちゃん好きだよ、愛してるよ」
彼に、こんな笑顔でこんな事言われたらきっと世界中の女子みんな頬を赤らめて嬉し泣きをするだろう。
『怖いよ…先輩…』
私からしたら顔を赤らめるどころか迫ってくる彼が恐怖でしかない。
「愛してるよ、愛してるよ」
結局捕まってしまい後ろから抱き締められてしまう。
キツく抱き締められて少し苦しい。
『先輩…は、いつから私の事…』
私の右肩に顎を置く彼。
「ずーっと前からだよずーっと君だけが大好きなんだよ」
“ずっと前から”この言葉はいつからを指してるのか分からない。
華族同士付き合いがあった家系で大学に入る前からも会っていたし
でもその頃は好意を寄せてくれているって感じはしなかった。