§スウィート・ルージュ§~甘い秘密を召し上がれ~(完)

「う…ん…」


なんだか…とっても気持ちいい…


フワフワのおふとんで寝てるみたい…


ただ、ちょっと枕…固い…かなぁ


んー、でも、気持ちいー


んんー…?


なんか太もものあたりがサワサワする…


そのサワサワした感じが、だんだんと上に上がってきた


触れるか触れないかのタッチで脇腹に上がってくる


そして


それは、胸へと続き、てっぺんを痛くない程度につままれた


「あ…んっ…」


えっ?!!!!!!!


ぼんやりとしていた思考がハッキリとし、目を覚ました


ガバッと起き上がり


恐る恐る、私の隣にいるであろう人物を見た



「おはよ、咲~和」


横たわった身体をこちらに向け、片方の手は頭を支え
満面の笑みを向けている


もちろん、何も身に着けていない…


「な、な、直っ?! な、な、な、なんでっ?!」


私自身も、何も身に着けていないことに気づき
胸元までシーツを手繰り寄せる



「なんで、って…

なんだよ、覚えてないのかよー」


「覚えて…ない…

私、なんでココに…?

てか、ジュリアさんのお店にいた時、私って気付いてたの?!」


「ふっ…まぁね…」


「うそっ?! ひどーいっ」


澄ました顔の直の髪を両手でくしゃくしゃにする



「ちょ、やめろってー わかったわかった ごめんごめん」


「んもぉーっ」


上半身を起こした直は、私の身体を引き寄せて、おでこにキスをした


「咲和、逢いにきてくれて、ありがとう」


「うん…」


今度は私から、直の唇にキスを落とした

唇を離そうとすると、直が私をベッドに倒し
再び唇を重ねられた

角度を変えながら、なかなか唇を離してくれない

そして
酸素を吸いこもうと私が空間を作ろうとした時、直の舌が侵入した


「ぁ…んっ…はっ…ぁん…」


それからは、
年以上も逢えなかった時間を埋めるように
幾度となくお互いを求め合った






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