§スウィート・ルージュ§~甘い秘密を召し上がれ~(完)
「咲~和? 咲和? 咲~和せんせっ?」
「んー?」
「咲和、起きて? 出かけるよ」
私の頬をつつく直
「んー? 出かける…の…?」
眠い目を擦り、直の方を見る
「咲和に見てもらいたいものあってさ…
だーかーら
はい、起きましょーっ」
そう言って、掛布団をめくった
「ひゃぁっ」
掛布団をめくられれば…
当然…
何もつけていない状態の私
朝の日差しが窓から気持ちいいくらいに私にあたる
「ちょっ、直っ ひどすぎー、イジワルぅーっ」
なにか身に着けるものはないか、ベッドの周りを見回したけど
全くなくて…
「んもーっ」
ふくれ面で直を見れば
ひょい、と私の膝の裏と背中に手が回り
お姫様抱っこされ…
バスルームへ連れて行かれた
「ホントは、一緒に入りたいけど、時間ないから…
オレ、ジュリアさんの部屋行って
咲和のスーツケース取ってくるよ」
「うん、わかった」
バスルームのドアを閉めて直が出て行った