年下の幼なじみ【短編】

料理

わざとイジワルに言うんだ。




「しかも俺、これだけじゃ足りないよ?腹減って倒れちゃうよ?」



これ以上耳元で喋んないでー!!



「わ、わかったよ//何か作ればいいんでしょ!!」




優ちゃんの手をほどき、私はキッチンへ向かう。



ご飯は優ちゃんママが炊いていってくれたみたい。



煮物もあるし、サラダとスープでいいかな。




「俺、肉喰いたい」





食材を切ろうと包丁を構えていた私を、優ちゃんがのぞきこんだ。




「肉?じゃあ…」




下味を付けたチキンを焼き、アボガドとクリームチーズを和えたソースをかけた。



適当に作ったサラダとスープと共に、テーブルに並べた。





「すげー!!うまそう」



優ちゃんは幸せそうに食べてる。




「…美味しい?」


「マジうまい!!」




優ちゃんは細いのに、私の倍は食べる。




「あやと結婚したいぃ~」


「はぁ!?//」


「マジだし!!」




優ちゃんがキラキラした目で見てる。


何言ってんだか…




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