2ndアルバム〜あの日の鼻歌〜
「なんか泣きそうな顔してたから、追い掛けて来たんだよ」




そんな顔してたのか。

泣いている方がよっぽどいい。







それに、と彼は続ける。








「この後は覚悟しとけよ」

「………え?」




蒼岸君は意味ありげにニヤリと笑う。

わけが解らずにいる私を置いて、彼は立ち上がると、校舎の方へ歩き出す。



それを目で追いながら首を巡らせているとドアの前に立つ人物と目が合った。




















「………香奈子」














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