Love the love.


「食べ物、何もないの?ハルがお腹空いてるらしいよ」

「いてててててて!バカシン!どけっちゅーの!いて!」

「あんた、誰に向かってバカとか言ってるのよ」

「いてっててて~!!」

 あーこれこれ、ととりあえず俺は仲裁に入った。

「止めてあげて、シンディー。テルも多分腹は減ってるんだし」

 テルを下に敷いたままでとりあえず耳から手は離して、シンディーはフンと鼻で笑った。

「本当にピンクって貧乏よねー。絶食が趣味とか?」

「・・・It's so heavy・・・」(・・・重い・・・)

「You what?」(は?)

「・・・いや、オマエじゃなくて、現実がね・・・」

 ぐったりとベッドに身を沈めながら、テルが小さくそう呟いている。上には右の拳を握り締めた、既に臨戦態勢のシンディー。

 潰されながらも更にテルは言いたいことを言う。

「大体育ちのいいお嬢さんが You what?なんて言わないでしょ。I beg your pardon?って、言ってみ?」

 テルの上に乗ったままで女王様然として微笑んで、シンディーは呟く。

「There's no cure for a fool.」(バカにつける薬はない)

「・・・・キチガイ女」

「ああ!?」


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