Love the love.
いつでも散らかっててカーテンも締め切ってて暗くて、もしかしたらカビが生えてるんじゃないかと思うテルの部屋は、居心地という点では女の子の部屋とは天と地ほどの差がある。
だけども、そこにはテルがいる。
見るたびに違う髪色をしていて、金色のピアスを二つつけている俺の甥が。肌が白くて自分より背が低い、童顔の可愛い甥が。
・・・うくくくく・・・とつい笑いが漏れる。その、ぶーたれた童顔を想像したらいつも笑えてくるのだ。
可愛い~テル君ったら!
「き~めたっと」
気分が上がってきた。
やっぱ、テルの部屋に行こう。