偽善愛で夢を見て。


無意識に口から飛び出した言葉。


紅の動きが一瞬止まる。


込み上げていた物が冷める。

熱も、なにもかも、消える。

体だけじゃ、偽りの愛じゃ、満たされないというの。

自分の体がわからない。



どうしてこんなに、

苦しくて。

寂しくて。


泣きたくなるの。






私は、私が、孤独を願ったのに。






幼なじみが変わる。

怖くなって、逃げ出したのは。







私だ。





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