大人の恋愛~背徳の行方~
螢から連絡を受けた幸子は、丁度、香奈と聡子と一緒にお茶を飲んでいた。

男たちは三人で、釣りに出かけており、不在だった。

「幸子さん、顔色が悪いわよ・・・・どうしたの?」

「・・・・・真紀さんに、子供が出来たって・・・・・」

「「・・・・・・・・・」」

「なんか、運が悪いって言うか、間が悪いって言うか・・・・・」

「おばさん、仕方がないですよ・・・・でも、その子は、高丘とは
 縁が薄い子です・・・・」

「香奈!! 止めなさい。 あんまりそう言う事言わないの。
 人生は、自分の選び方で、いかようにも変わって行くんだから・・・」

「いいのよ、聡子さん。 香奈ちゃん、解っているの・・・・・
 螢は、今でも梨桜ちゃんが好きで、本当は結婚を取りやめたいのよ。
 でもあの子の性格上、それが出来なくて・・・・結局梨桜ちゃんに
 我儘言って、付き合わされているはずなのよ・・・・
 でも、さすがに子供が出来た以上は、螢も腹を括るでしょ!!
 そうなって貰わないと、私も困るわ。
 それに、これ以上、梨桜ちゃんを傷つけたくないのよ・・・・」

「おばさん・・・・」「幸子さん・・・・」

「おばさん、螢さんは、真紀さんには、本性を出していません。
 多分、それが引き金になると思いますから、早めに、真紀さんに
 本当の螢さんを理解してもらえるようにしてください。
 そうすれば、大丈夫です。」

「ありがとう。そうよね、二人が本当に向き合えばいいのよね!!」

幸子は、香奈に言われ、本当に心から、螢の幸せを祈った。
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