大人の恋愛~背徳の行方~
休み明けから、螢は、海外事業部へも顔を出し始め、正式な移動は
7月からだが、前倒しで、休み明けから、向こうの部へ出向いていた。

お陰で、仕事でも、螢との接点が少なくなり、梨桜としては、
寂しいような、ホッとしているような、複雑な気持ちだった。

それでも、日々の仕事は、待ってはくれず、あっという間に
週末が来た。

約束通り、黒木は強引に飲み会を行い、理と環を巻き込んで、
5人での、飲み会が始まった。

「「「「「かんぱーい」」」」」

「プッハァー・・・美味いなぁー。今週は特に、連休明けだったから
 特に美味いよ!」

黒木が言うと、すかさず理が

「黒木さん、親父ですね・・・・」

「良いんだよ。親父でも。しかしお前達、本当にT大出身者か?」

「そうですよ。何か文句ありますか?」
 
と、環が、黒木にけんか腰で言うと

「環ちゃん、可愛いお顔が、怖い顔になっているよ!?」

「良いんです。元々、こんな顔ですから!!」

「おぉー、怖!! 梨桜ちゃん、助けて!!」

と、黒木がおどけながら梨桜に抱きついて来た。

「きゃっ!!」梨桜は驚いた・・・・

「「黒木さん、梨桜に近寄らないで下さい・・・」」

理と環が、二人同時に、黒木に釘を刺した。

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