大人の恋愛~背徳の行方~
螢は、ベットに潜ると、安心したように眠り始めた。

梨桜は、すぐに眠った螢を見て、

『もしかして、あれから熟睡できてないのかも知れないわね・・・』

そう思いながらも、螢の額に、熱さまシートを張り、口移しで薬も
飲ませた。

そして、ひと段落すると、梨桜は理に電話した。

「もしもし、理?」

「どうした、梨桜?」

「ごめんね。悪いんだけど、螢が、家に来て、倒れたのよ・・・」

「えっ・・・・なんだって・・・・倒れたって・・・・」

「うん、雨の中、私を外で待っていたみたいで、多分精神的にかなり
 来ていたんだと思うんだけど、それもあってか、熱を出したのよ。
 だから、今夜は、家に泊めるから、悪いけど、真紀さんから連絡が
 入ったら、上手く言っておいて。」

「うん、わるいなぁー、迷惑かけて・・・」

「ううん、いいのよ。螢、先週から、海外事業部へ行っているでしょ!
 多分、限界だったんだと思うわ・・・・・」

「あぁ・・・・全く、仕方がない兄貴だよ・・・・じゃー、螢を
 たのむな!」

「うん。螢の携帯は、電源切っておくから、用があるなら私に
 連絡頂戴!」

「了解」

梨桜は、電話を終えると、すぐに、螢の側に行き、螢の看病をした。
< 141 / 232 >

この作品をシェア

pagetop