大人の恋愛~背徳の行方~
その夜も結局、螢は、梨桜の部屋に泊まり、二人は、離れていた分
を取り戻すかのように、繋がり合った・・・・。

日曜日のお昼近くに、ようやく梨桜は起き上がり、螢にご飯を食べさせると

「螢・・、今日は帰ってね!! 今週は、結婚式もあるんだから・・・」

「梨桜・・・・俺は・・・・・」

「大丈夫よ。螢の側にいるから・・・・・だから、生まれてくる子供を
 大切にして・・・子供には罪はないのよ・・・・お願い・・・」

「梨桜・・・これだけは信じて。俺には梨桜だけだ・・・・
 今までも、これからも・・・・ずっと梨桜だけだ・・・・・」

「うん、解っているわ。だから、螢、自分の役目を果たして・・・・」

「解った・・。また明日来る・・・」

螢は、そう言い残して、家へ帰って行った。

螢が帰ると、梨桜は理に電話をかけ、

「梨桜か!?」

「うん・・・今、螢、帰したから・・・・」

「解った・・・・結局、またダメか・・・・」

「うん、螢が、死ぬって・・・・・一緒に逃げようって・・・」

「・・・・そこまで・・・・全く、バカだよな!!」

「うん、仕方ないよ。そんな螢を好きになった私も、同罪だから・・・」

「わかった・・・辛かったら、いつでも言えよ・・・・」

「ありがとう・・・理・・・」

梨桜は、理との電話を切ると、これからの事を考えると、正直、
気が狂いそうになるが、螢を愛している以上、螢が、自分から
離れるまで、側に居る事を、再度覚悟した、日曜日だった。
< 145 / 232 >

この作品をシェア

pagetop