大人の恋愛~背徳の行方~
翌日から、螢は、母に、今日からマンションの方に帰るか、会社に
泊まるから、と、告げて、出勤した。

螢は、出勤すると、周りからは、新婚なのにもう仕事か!と、冷やかされたが
実際、休む暇などなく、仕事に追われ、退社時間も、かなり遅くなったが、

それでも、螢は、必ず梨桜の部屋に帰り、毎晩梨桜のぬくもりに包まれながら
眠りについていた。

さすがに梨桜も、毎日帰って来る螢に、鍵を渡したが、梨桜は、
螢が帰って来るまで、必ず待っていて、螢を、思う存分、甘えさせた。

螢は、部署が変わったことにより、かなりストレスを溜めており、人間関係
も仕事も、今までとかなり違い、正直、気が休まることがなかった・・・。

海外事業部は、いわば、会社内の超エリートの集まる部署で、
仕事が出来て当たり前の部署だ。

一人一人が、英語だけではなく、中国語、フランス語、イタリア語、韓国語
など、3から4か国語が話せて当たり前の世界だった。

螢も、英語はもちろん、中国語と韓国語が少し出来たが、それ以上に
出来る人達の集まりの為、強いストレスを感じながら仕事をしていた・・・・

「ただいま・・・・・」

「おかえりなさい。お疲れ様でした。お風呂に入って来たら?」

「うん、そうする。」

お風呂に行く、螢の後姿を見ながら、かなりのストレスを溜めている
のが解り、梨桜は、螢が入社当時、同じような事があったことを
思いだして、螢がお風呂からあがると、軽く食事をさせ、梨桜が、

「螢、ベットに寝て・・・」

「うん・・・・・何するの?」

「良いから、うつぶせになって!」

梨桜の言う通りにすると、梨桜は、螢の足から背中から、マッサージを
始めた。

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