大人の恋愛~背徳の行方~
真紀と遭遇してからの梨桜は、今まで以上に、螢に対する執着が
生まれようとしていた・・・・。

「梨桜・・・・苦しむんなら、螢さんと別れな!?
 苦しむ、梨桜は見ていられないから・・・・」

「ごめんね・・環。解っているの・・・・別れなきゃ・・・・って
 でも、心が付いて行かないの・・・どうして良いのか・・」

梨桜は、自分の心と日々戦っていた。

真紀と遭遇してから、今までなら真紀事態を知らなかったので、
やり過ごせたことが、今ではそうは、いかなくなっていた・・・・

自分の醜さに、嫌気が差し、どうしたら、この苦しみから逃れられるのか
知りたかった・・・・。

梨桜は、日々苦しむ中でも、着実に月日は流れ、季節は冬に入ろうと
していたある日、真紀に、女の子の赤ちゃんが生まれた。

『梨桜、今日は、行けない。子供が生まれたから、病院へ行って来る』

そのメールは、梨桜を、地獄に突き落とした。

その日、梨桜は、螢の愛人となってから、初めて泣いた・・・・

自分には、許されない事が、真紀には許された・・・・・

子供が生まれれば、螢は、おそらく子供をかわいがるだろう・・・・

それこそ、私は、捨てられるのかも知れない・・・・・

段々自分の気持ちが、ものすごくマイナスになっているのを
梨桜は、止められなかった。

その時、玄関のチャイムが鳴った。
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